【本要約】『頭のいい人が話す前に考えている事』「安達裕哉」-結果は話す前に決まっている-【3分で読める】

書籍要約
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こんにちは!げんからんです!

今回は安達裕哉さんが書かれた「頭のいい人が話す前に考えていること」を紹介します!

この本は大手コンサルティング会社、デロイトトーマツコンサルティングの元社員がその後の会社経営も含めた22年間で約3000社の企業の社長や上司から得た会話の知見をまとめた本です。

「この青の服と、白の服、どっちがいいと思う?」

女性とのデートの際、こう聞かれた男性はどう答えますか?

これ、男性にとっては悩ましい問題ですよね笑

この本ではそんな問いに対する良き回答も知ることが出来ます!

本は2部構成になっていて、

前半は『「頭の良い人が話す前に考えていること」その7つの黄金法則について』

後半は『「一気に頭のいい人になる思考の深め方」として多方面からコツを伝授』しています。

要点だけを抑えて、3分くらいで読めるボリュームにしていますので、是非最後まで見ていってください!

第1部「頭のいい人が話す前に考えていること」7つの黄金法則

第1部では筆者の経験を元に話す前に意識するだけで「知性」と「信頼」をもたらす7つの法則を紹介しています。すべてを書ききることは時間の都合上厳しいので、抜粋して3点お伝えします。

とにかく反応しない

「とにかく反応しない」とはここでは「感情的にならないこと」だとしています。

この本では映画「アウトレイジ」で殺されてしまう人は総じて感情的になっている人だったという事を例に、”話す前にちゃんと考える”ということは、感情に任せて反応するのではなく、冷静になることだ。ということを指摘しています。

まずは冷静に考える土台を作るという事ですね。

頭のよさは、他人が決める

2つ目は大前提として、頭がよいという事は他者が決めるものだという事に触れています。

”頭のいい人”はその人のことを頭が良いと思う人が多ければ多いほど実際に頭のいい人なのだとしていて、意識を他人に向ける事を促しています。自分のやりたい事を押し通そうとするあまり、優秀なのに失脚していってしまった人を多く見てきた筆者はいったん相手の立場になって考えることを推奨しています。

人はちゃんと考えてくれる人を信頼する

頭がいいと思われる要素には「他者からの信頼」が大事で、長期的な信頼を得る為には「この人、我々のためにちゃんと「考えてくれてるな」という気持ちを生み出すことがポイントだそうです。

ここで、「この青の服と、白の服、どっちがいいと思う?」

デート中に聞かれた際、あなたならどう答えますか?という質問が登場します。

この本ではこれに対する適切な回答は、

「白と青、それぞれどこがいいと思ったの?」

であると記されています。

理由は、白と青のどちらか、あるいは両方良いよと答えた場合は自分の意見を伝えることになりますが、質問返しをすることで、「この人、私のことをちゃんと考えてくれている」という心情にさせることが出来るからです。こうすることで、長期的な信頼を築くことが出来、また話したいと思うはずだと記されています。

第2部「一気に頭のいい人になる思考の深め方」

第2部では第1部の黄金法則をベースに、頭のいい人になる為の思考の深め方が記されています。

本書では5つの思考法が紹介されていますが、ここでも抜粋して3つに絞ってお伝えしたいと思います。

客観視の思考法

この本では一貫して、客観的に物事を見ることの重要性を指摘しています。

ここでは、頭のいい人の対称的な存在のバカに見える例から客観的思考法を紐解いています。

バカに見えたり、話が浅く聞こえる原因として、「根拠の薄い情報」を元に語っているということ挙げています。具体的には著名人等の肩書が良い人の言葉を借りてその情報が正しいと信じて、「自分の意見が無いように見える」話し方をすることは話が浅くなる原因だとしています。

改善案としては以下2点が紹介されています。

自分の意見と真逆の意見も調べる

統計データを調べる

統計データについては政府の統計データ日経テレコンなど、具体的な調査の方法まで記されています。

整理の思考法

頭のいい人は話す前の「理解」に時間を使うと記されています。

いくら話し方を変えても物事の本質を理解していなければ分かりやすい話にはならないからです。

人気テレビ番組、「芸能人格付けチェック」を例に、対象物を出来るだけ詳細に分別し、深く理解・整理することが重要だとしています。

物事を整理することが出来たら、続いて意識すべきポイントは

「結論から話すこと」

話を結論から話すことで、聞き手がその話を注意深く聞くべきが否かという「聞くスイッチ」を入れることが出来るからとのこと。

傾聴の思考法

話すことを学びたいのに、聴くことは真逆のことではないかと思いたくなりますが、相手の話を最後まで聴き、「相手が自分にどのような会話を期待しているのか」を理解することが、相手から知的で慕われることに繋がると記されています。

ここでもポイントは「整理すること」。

特に注意するべき点は「ついアドバイスをしてしまうこと」と記されています。

これは筆者がコンサル会社で働いていた時に上司から言われていたことのようで、

アドバイスというものは相手にとって「何を言われるか」より「誰に言われるか」の方が重要な為、アドバイスを受けても実行に移す人はその相手をよほど尊敬して、慕っている場合のみとのこと。

その為、頭がいい人がすべきことは、「相手の話を整理する」ことに徹する事が大事なようです。

例えば、相談を受けた際は「話のゴールを確認する」「考えていることを聞く」「話を整理して相手の意思決定を助ける」などです。

アドバイスをしたい時ほど相手の話を正確に聞くことが重要だと書かれています。

まとめ

まとめると、

頭がいい人は感情的にならない

頭がいい人は他者が決める

頭がいい人は信頼を獲得することに注力する

その為に、

物事を客観的に捉える

会話を整理して結論から話す

相手の話を整理しながら傾聴する、アドバイスをしない

です。

いかがだったでしょうか。今回は3分で読めるをテーマにしたので、私が感じた重要なポイントに絞って解説をしていきました。

他にも書き切れなかった面白い話が結構あったので、気になった人は是非お手に取って読んでみてください!!!

普段は漫画やアニメ、フィギュアの紹介を中心に、私げんからんの思うままにブログ記事を執筆しておりますので、面白かった!タメにになった!という方は是非、Xのフォローなどよろしくお願いします!

それでは次回の記事でまたお会いしましょう!!!

バイバイ!!!

普段は音楽を作っています↓

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