「競争から降りて、自己満足の時間を取り戻す」
こんにちは。げんからんです。
今回は久しぶりに書籍の紹介です。
今回は登録者260万人越えの大人気Youtubeチャンネル、「QuizKnock」の運営会社で活躍する哲学者、「田村正資」氏が執筆された著書、「この時代を生きるための独自性のつくり方」を紹介していきたいと思います。
この本は、簡単に言うと、
「他者との比較に縛られず、自身の個性を共有する為の方法論を提唱してくれる本」
です。
SNSが普及したことで日常的に自分よりも優れた才能の持ち主が目に入ってくることにより、自身の努力や成長を過小評価せざるを得ない時代となりました。
それに加え、「自分自身の価値は誰かとの比較でしか測れない」という深層心理が私たちの心を蝕んでいく、、、。
この本では、そんな競争から「自己満足」へ考え方をシフトしていく方法と、その過程で自覚する「自分らしい視点」の気づき方、そして個性を「かたち」にして「社会的な価値」へと変える方法が書かれています。
『求めている完成度に達したいけど、そのレベルに到達できない』
『同い年のあの人はもうデビューしてるのに、自分は….』
『作品を仕上げる事ができない…』
『自分には才能が無いんじゃないか…』
これらの気持ちはこの本を読むことで解決することができます。
時間とコストが作品の評価に直結しづらい創作の世界で、自分の好きな事を継続する為の『考え方』を学ぶことが出来る、「クリエイター必読の本」となっておりますので、是非、最後までご覧ください!

競争から「自己満足」へシフトする方法
社会のいたるところで実装されている「競走」は私たちを効率よく成長して成果を挙げていくためのシステムです。
しかし、この「競争」同じ土俵でわずかな人が評価され、その他は敗者として否定されてしまうピラミッドになってしまう。
仮に自分が勝者となったとしても、技術革新やトレンドの変化によって土俵を支えていた価値がいつ意味のないものになるかも分からないと述べられています。
そんな「不安定」な競走社会を生き続けるのは、心身に大きな負担がかかることになる。
そこで、「個人の経験」や「価値観」といった『日々なんとなくこなしている部分』に焦点を当て、それを「独自性の種」として育てることで、自己満足できる領域を作り、そこに身体を半分あずけながら生活することが「自分にとって」価値のある自己満足に繋がると述べています。
「自己満足」の捉え方
では、その「独自性の種」である自己満足はどのように発見すればよいのか、ここでは自己満足の見出し方を『図』と『地』という考え方で提唱しています。
「図」と「地」
「図」と「地」。これはこの書籍で度々登場するメインキーワードです。
簡単に言うと、
・『地』→環境と技能・関心を掛け合わせた「習慣」
・『図』→関心の中から意識的に着目する「問い」
であるという事。
これらの要素は、私たちが日常生活を送る中で、
「世界を他の人たちとは違う仕方で経験するように仕向けているもの」で、
つまりこれが、「独自性の種」なのだと述べています。
そしてこの「独自性の種」は自身の外側ではなく、『内側』にすでに存在するものであるということ。
そんな自分の内側に存在する「習慣」と「問い」を見つめ直すことが、
「競走」から降り、自分の「自己満足は何なのか」、「独自性は何なのか」、「自分の中にある価値の正体」に気づける手段だと述べています。
「自分らしい視点」の育て方とかたちにする方法
では、これまで紹介してきた「図(問い)」と「地(習慣)」はどのように自覚すればよいのか。
本書ではその方法について幾つか述べられていますが、ここでは代表的なものを一つ紹介します。
「違和感」
「違和感」は自分の慣れ親しんだ見方や考え方に注意を促してくれるものだとし、違和感が生じる時こそが、「自分を知るための貴重な機会」であると述べています。
この違和感に丁寧に向き合うことで、自分の中に染みついている習慣(=地)や、自分を動かしている問い(=図)が見えてくるのだと述べています。
そして、筆者はその違和感が生じた瞬間を記録していくことを推奨しています。
自分らしい視点かたちにする方法
上記のように、違和感などから気づいた自身の視点。
ここからは、自分らしい視点をかたちにする方法が述べられています。
ここでも具体的な方法について、複数挙げられていますが、その中から一つピックアップすると、
・一般的な評価よりも、自分の心が動いた瞬間を大事にする
があります。
世間の評判や市場のニーズを気にしすぎると、自分自身が本当に心を動かされたポイントが埋もれてしまう。
そうではなく、
『「楽しくなりそう」という感覚こそが、あなたにとっての「自己満足」であり、そこをだいじにするからこそ独自のアイデアを発展させていくことが出来る』
と、述べています。
自己満足を「社会的な価値」に変えるには?
これまで考えてきた、「自己満足」という概念とその見つけ方。
ここでは最後に、見つけた自己満足を社会的な価値に変える方法が記載されています。
ここでいう社会的な価値とは「自分以外の誰かにポジティブな影響を与えることができるもの」という定義の上、『”誰でも”、自分の自己満足をポジティブなかたちで伝えられれば、そこに独自性が宿っていく』と述べています。
著者は、
「完全に同じ体験を共有することは不可能でも、自分の満足の根底にある「地」を理解してもらうことで、他者に新たな楽しみ方や視点を提供することが出来る」
と考えています。
クイズの出題者になろう
自分の自己満足を他者にシェアする為の考え方として、「クイズ」を例に記載しています。
「誰にでも分かるように」且つ、「楽しんでもらえるように」、という、クイズの出題の本質的な部分のように、自分の感覚で得た自己満足を言語化し、他者とシェアをする。
これが、独自性をつくる可能性につながるのだと筆者は言いたいのです。
まとめ
最後に、私なりにこの本をまとめてみます。
- 競走ではなく、自己満足に焦点を当てる
- 「自己満足」は日常の『習慣』と『問い』から発見できる
- 自己満足を言語化し、他者とシェアすることが独自性につながる
以上です。
冒頭で、クリエイターや創作活動に携わっている方にオススメと記載しましたが、
何か新しい事を始めようと思っている方、今の生活から何かを変えたいと思っている方にもオススメできるなと感じました。
社会を生きる中で、他人の干渉は避けられません。
でも、そんな社会を生き抜く上で、この本が紹介する独自性をつくるまでのプロセスの一部でも生活に取り入れてみると、これまでの視点とは違った一面から世の中を見渡せるんじゃないかなと思いました。
今回の記事は以上になります。
文章多めの記事になってしまいましたが、また是非読んでいただけると嬉しいです!!
それではまた!!








